35億年以上も前から地球に存在している「螺旋状の藻」のことで、スーパーフードの王様
とも呼ばれるほど、非常に豊富な栄養分を含み、食材としても、薬としても使用されています。
1950年に発表された「日本食品標準成分表・初版(科学技術庁)」によると、ほうれん草
100g中のビタミンCは150mgとなっています。ところが60年後の2010年版では35mgと激
減!こうした栄養成分の減少傾向は、ほかの野菜も例外ではありません。農薬や土質など
の影響で野菜そのものがパワーダウンしている上、ただでさえ野菜不足に陥りがちな現代
人の食生活…そんな現代人にぴったりなのが「スピルリナ食品」なのです。
「スーパーフード」とは、アメリカやカナダでは1980年代からすでに使われていた言葉です。医学界では、食事療法で取り入れられていた食品のことを指す言葉として定着しています。 日本スーパーフード協会によるスーパーフードの定義は以下の通りです。栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途を併せもつ。
【主なスーパーフード】アサイー、カカオ、ココナッツ、チアシードなど

人の体は糖質や脂質からエネルギーを取り込みますが、それを有効に代謝させるのがビタミンです。効果的にビタミンを働かせるためにはミネラルが必要で、ミネラルを体に取り込ませるためにはアミノ酸、つまりたんぱく質が必要です。すなわち、これらの栄養素がお互いに助け合って、食べた物を血や肉そしてエネルギーに変えていくのです。スピルリナにはビタミン・ミネラル・アミノ酸に加え、食物繊維・多糖・不飽和脂肪酸など50種以上の健康・栄養成分を含んでいます。




※1代表的な野菜8種の平均値(「五訂増補食品標準成分表」による)
※2微生物学的測定法による

イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、シスチン、フェニルアラニン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン
β-カロテン(プロビタミンA)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸
カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リン、銅、マンガン、亜鉛、コバルト、イオウ、クロム
食物繊維、多糖体、リノール酸、γ-リノレン酸、イノシトール、SOD、フィコシアニン、ゼアキサンチン、クロロフィルa、核酸など

