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更年期障害に有効な成分「エクオール」その働きについて紹介します

2021.11.29
更年期の女性

40代以降に性ホルモンの分泌の低下が原因で、さまざまな体の変化が起こる更年期。その体の変化の中には辛い症状もあり、それらを更年期障害といいます。
現在、その更年期障害に対して有効である成分、エクオールが注目を集めています。

今回はまず、更年期障害とはどのようなものかを確認し、それに対してエクオールがどのような作用をもたらすのかについて解説をしていきたいと思います。

そもそも更年期障害とは

女性ホルモン量の変化グラフ

まずは、更年期障害について整理していきましょう。更年期とは閉経の前後5年を合わせた10年のことを指します。

加齢により卵巣の活動が徐々に低下し、最終的には活動がなくなり、50歳前後を目安に月経がこなくなります。
この月経がこなくなることを閉経とよびます。 卵巣の活動性が消失していくなかで、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量も減っていきます。
このエストロゲンの分泌量の低下の特徴として、分泌量が大きく揺らぎながら減っていくということがあります。エストロゲン分泌量が揺らぐことでホルモンバランスが変動し、さまざまな症状が起こります。

また、この他にも身体的因子(加齢や他の疾患)、心理的因子(育成歴や性格)、社会的因子(家庭や職場での人間関係)などのさまざまな因子が重なって、更年期障害の症状が現れることが知られています。

エストロゲンは妊娠の準備や女性らしい体を作るという作用のほかに、自律神経を安定させる働き、コラーゲンの酸性を促す働き、血管や骨、関節などを健康に保つ働きなどのさまざまな作用に関係していることがわかっています。
この働きが減少してしまったり、揺らいだりすることで色々な症状がでてきます。

更年期障害の症状

更年期障害の症状

では、更年期障害の症状にはどのようなものがあるのかみていきましょう。
更年期障害時には血管の拡張がみられ、それにより放熱が起こり、ほてりやのぼせがみられたり、顔が熱くなるホットフラッシュや発汗がみられたりします。これらの放熱に関係する症状が最も一般的に見られる症状です。その他にも動機やめまい、肩こり、頭痛、痺れ、冷えといった症状がみられます。

また、頭痛や関節の痛みなどの痛みとして症状がでる場合もあります。
さらに精神症状も認める場合があります。エストロゲンの揺らぎによって、気分の落ち込み、意欲の低下など鬱病に似た症状がでたり、イライラや情緒不安定、不眠といった症状がでたりすることもあります。これらの症状は更年期障害以外にも他の病気で出現することもある症状ですので、このような症状がある場合には、他の病気がないかどうかを確認する必要があります。

更年期障害の治療としてはホルモン補充や、症状に合わせた漢方薬での治療を行います。
精神的な症状が強く出る場合には抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などの精神科的な治療が有効な場合があります。

更年期障害に有効なサプリメント「エクオール」とはどんな成分か

エクオールが含まれる大豆

エクオールは大豆イソフラボンに由来する成分です。大豆は豆類の中でもタンパク質が多く、その量が肉類に匹敵することから「畑の肉」とも呼ばれる健康食品です。

大豆にはタンパク質の他にも、ビタミンB群やビタミンEなどのビタミン類や、鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラル類、食物繊維といった健康によい成分がたくさん含まれています。
そんな健康成分が豊富に含まれる大豆ですが、その健康成分の中に大豆イソフラボンという成分があります。

よく女性ホルモンの働きをするという紹介がされる成分ですが、大豆イソフラボンが女性ホルモンに類似した働きをするためには、いくつかの行程を経る必要があるのです。
大豆イソフラボンはエクオールという物質に変換されることで女性ホルモンと類似した作用を示すことができるのです。この変換をおこなうのは腸内細菌です。腸内細菌とは健康な状態でも腸内に存在している細菌のことです。腸内にはおよそ1000種類、100兆個の細菌が存在しています。

大豆イソフラボンに含まれる成分であるダイゼインが腸内細菌によって変換されて、できるのがエクオールという成分です。このエクオールは、更年期に不足するホルモンであるエストロゲンに近い構造をもっているのです。つまり、大豆イソフラボンは女性ホルモンに近い働きをするが、実際に女性ホルモンのような働きをするまでには腸内細菌によってエクオールに変換される必要があるのです。

実際に、女性の尿中の大豆イソフラボン、ダイゼイン、エクオールの量と更年期障害の重症度の関係ついて公表された研究では、大豆イソフラボンやダイゼインの量と更年期障害の重症度は大きな相関性がなかったのですが、エクオールの尿中排泄量が多い人では更年期障害の重症度が高いということが明らかにされています。このようにエクオールは更年期障害を和らげる成分として有効であるということがわかってきています。

エクオールの効果

更年期の女性

前述したように女性ホルモンの低下に有効である成分であるエクオールについてその効果について詳しくみていきましょう。

エクオールは女性ホルモンであるエストロゲンと類似した作用を示すことで、更年期の女性ホルモン欠乏に起因する症状を和らげるという作用をもっています。

更年期の症状で現れるホットフラッシュなどの、のぼせ症状や、動悸、肩こりといった身体的な症状、気持ちの落ち込みや意欲の低下、イライラといった精神的な症状を和らげる可能性があります。更年期障害に悩まされている人はエクオールを取り入れることで、症状が和らぐ可能性があります。

エクオールは、更年期障害以外にも女性ホルモンのバランスが問題となる月経前症候群に対しても効果が期待されています。月経前症候群は月経の前におこる体の不調を指します。更年期を迎える前の女性にもホルモンバランスの崩れの影響がでることがあるのです。

また、エクオールは骨粗鬆症にも有効です。女性ホルモンには骨からカルシウムが溶けて出てくるのを抑制するという重要な役割もあります。そのため、更年期には骨が弱くなるということも知られていますが、女性ホルモンと近い働きをするエクオールがその働きを補うことで骨が脆くなるのを防ぎ、骨密度の低下を抑制する効果が期待できます。

その他にもエクオールは肌の若々しさ保つなどの美容的な効果が期待できます。このようにエクオールを日頃から摂取することで、更年期障害を和らげたり、さまざまな健康問題に効果があったりと大きな利益をもたらしてくれる成分なのです。

エクオールの1日の推奨摂取量

サプリメント

エクオールの1日の推奨摂取量は10mg程度と言われており、これは木綿豆腐2/3丁、納豆1パックに相当します。毎日摂取することが推奨されますので、無理なくこれらを食べられるという人は毎日の食事に組み込むと良いですし、それが厳しいという人はサプリメントを活用しましょう。

また、腸内環境によって、大豆イソフラボンからエクオールが作れない人もいますので、そのような場合にはサプリメントなどで直接エクオールを摂取する必要があります。

まとめ

今回は女性の活き活きとした生活と健康を守ってくれる成分であるエクオールについて解説していきました。卵巣の機能が低下することで自律神経の乱れや、うつやイライラなどの精神的症状がでてくる更年期障害。この更年期障害をはじめとして、多くの症状を和らげる成分が大豆イソフラボン由来のエクオールで、辛い症状を和らげたり、女性の活き活きとした生活をサポートしてくれたりする成分です。

日常的に取り入れると多くのメリットがありますので、ぜひ摂取していきましょう。

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